爽塾ブログ
20161112_rec爽塾が開講して以来初となる受講生による「体験レコーディング」のレポートです。
今春スタートの第2期から、本講座とは別のオプションとして、課題曲をご提供くださっている作曲家の田村信二さんのディレクションを受けて、いわば「プロと同じレコーディング」が体験できる貴重な機会を設けました。
とは言うものの、この企画が実現するには、
・本講座のセッションにおいて、歌詞を完成させる
・ボーカリストとしてレコーディングに臨めるだけのスキルがある
という2つのハードルをクリアしなければなりません。
ですので、実現するのはずっと先のことだと思っていました。

豈図らんや、今春の第2期スタート時のコンサルティングで「体験レコーディングが実現できるよう、がんばって!」と激励した Saori さんがあっさり、いや見事にハードルをクリア!今日に至りました。

田村さん作曲のしっとりした美しいバラードに、Saoriさんが書いた「雪に咲く花」の歌詞は、「お見合い結婚で結ばれた旦那さまへのラブソング」というコンセプト。長らくロックバンドのボーカリストとして歌ってきた彼女には、まさに新境地だったのではないかと思います。

和やかなティータイムの後、レコーディングがスタート。2時間という限られた時間の中でベストな表現を求めて、田村さんの的確かつストレートなディレクションが続きます。必死に自分の歌声と格闘する Saoriさん。自分は見守ることしかできませんでしたが、田村さんの指摘がその場しのぎのアドバイスではないだけに、Saoriさんが培ってきた「歌」の本質がいい意味で揺らぐような貴重な体験ができたのでは?
かくして、時間内にレコーディングは無事終了。数日後には、完成したデモ音源が届けられました。
以下、Saori さんのコメントをご紹介します。

■体験レコーディングを終えて
かつて趣味でレコーディングした経験はありましたが、プロの作曲家である田村信二さんに自分の歌を録っていただけるということで、「こんなど素人の私で大丈夫なんだろうか、きちんと歌えるだろうか、身の丈に合わないお願いをしてしまっているんではないだろうか?」等々、色々な不安を抱えたまま、当日を迎えました。
けれど、お会いした瞬間から、愛犬のメロくんと共に優しく迎え入れていただき、わかりやすく的確なアドバイスをしていただいたお陰で、緊張することなく、スムーズにレコーディングを終了することが出来ました。
その後、完成した音源もすぐにお送りいただき、聴いた瞬間、「自分が歌っているんじゃないみたい!」って思いました(笑)。
きれいなメロディ、素晴らしいアレンジ、そして、爽さんに鍛えていただいた歌詞!
間違いなく、完成した音源は、この世に一つしかない私の最高の音楽の宝物です。
爽さん、田村さん、本当にありがとうございました!

>Saoriさん
お疲れさまでした!がんばりましたね!
自分としては、「プライスレスな機会を提供できたかな」という手応えは感じています。
いつかまた、ボーカリストとして成長した姿を見せてくださいね。
せっかく身につけた作詞のスキルが錆びないよう、願ってます!


20160124_SJ03 こんにちは。作詞家の吉里爽(@sowyoshizato )です。

下北沢ブラウンズブックス&カフェにて、大人のための作詞教室・爽塾@sowjuku )「週末コース 第1期」の8回目のセッションを開催。今のところ、週末コースの開催日はほぼ天候に恵まれていますね。

まずはリライトしてもらった課題のチェックから。同じ作品を直して、直して、直していくうちに、徐々に頂きに近づいていきます。一度や二度で仕上がらなくても「あきらめないで!」とこの場を借りてお伝えしておきます。
本日のメインテーマ、異国情緒あふれる課題曲につけた歌詞の講評へ。
Aメロ部分の歌詞の精緻な風景描写はMさん史上最高の完成度でした。Bメロ〜サビに至る歌詞には直すべきところが散見されたので、そこをアドバイス。自分が書いた歌詞についてもどうやってサビを仕上げているのかが分かるようにプリントアウトして渡しました。すぐに思い浮かぶような大ヒット曲も例に挙げて説明しましたが、うまく伝わったでしょうか。

くどいようですが、何度でも言います。人の心に残る歌のサビの部分は必ず、覚えやすく歌いやすいもの。歌詞の見直し、校正にあたっては、「企画に添って思うように書けたのか?」という視点だけでなく、自分が歌い手、あるいはリスナーだった場合、その歌が歌いやすいのか、覚えやすいのか?」という観点でも見直してみましょう。きっと違う発見があるはずです。

ここにきて、受講生の方すべてが「サビの歌詞の完成度を上げる」という同じ課題に直面している感じですが、見方を変えれば、この部分こそ、歌詞づくりの肝ということ。いわゆるコツをつかめれば、次のステージに進めるはずです。

最後に、課題曲をリピート試聴しつつ、歌詞の企画を立ててもらいました。早いもので、もう6曲目ですね。今回の課題曲は、女性ヴォーカルのポップナンバー。癒しを感じさせるような女性ヴォーカルの優しいメロディです。
このメロディに対して、Mさんは「(中学、高校などの)卒業ソングの歌詞を書きたい」とのこと。教師経験もあるMさんならでの作品を期待したいと思います。

以下、受講生の方に、課題についてのご連絡です。

●内容
本日まとめた企画と、それを元に書いた歌詞1編をセットにして提出してください。
過去の課題でリライトした作品も、受講期間中、無制限でチェックしますので、余裕があればご提出ください

● 提出期限
2015年02月05日(土) 23時
※暦の関係で次回の開催日が3週間後になるため、数日延ばします。

最後に、アマチュアの方によく聞かれる「作詞家になるには、どうすればいいのか?」について、本日のアドバイスを。
本文中で名曲づくりの大前提として「歌いやすく覚えやすいサビを」と書いていますが、それに加えて必要なものは何でしょう?一言で言えば、その人にしか出せない個性、オリジナリティです。私自身、現役の作詞家ですから、受講生の方にお伝えしていることは踏まえつつ、終わりなき創作の道で戦う毎日です。


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20151028_SJ こんにちは。作詞家の吉里爽(@sowyoshizato )です。
新宿近辺のカフェにて、大人のための作詞教室・爽塾@sowjuku )「平日コース 第1期」の7回目のセッションを開催。

まずはリライトしてもらった課題のチェックから。家族サービスに忙しかったSさん、アルバイトに忙しかったAさんとも、1編ずつの提出でした。「男子禁制令」を言い渡されたSさんが吹っ切れたように(?)、なかなかの躍進ぶりでしたね。お二人とも、3月末のターム終了までに1編でも多く仕上げてくだるとうれしいです。

次に、今回の課題の講評へ。お二人が設定したテーマは以下の通り。
・Sさん:「(片思いをしていた相手が亡くなって)かなわなかった恋を悼むラヴソング」
・Aさん:「目上の男性へ向けた、片思いのラヴソング」
Sさんの作品は、導入部分の明快さこそ欠けていましたが、よく練られたサビの表現がすばらしく、進歩の度合いに目を見張るものがありました。
一方、Aさんは「かなりご自身の体験も盛り込んだ」とのことでしたが、想定した歌い手さんとの親和性が今ひとつでしたので、そこを指摘。

いつも思うことですが、歌詞を衣装に例えるなら、歌い手にぴったりの歌詞ををあつらえる作詞家は、TPOに合わせてぴったりのスタイリングを提案するスタイリストの役割に近いものがあります。どんなにすばらしいデザインの衣装でも、サイズが合っていなければ元も子もありません。大事なことは、「その歌詞を歌う歌い手がどれくらい輝けるのか、その歌詞が応援するファンの心に届くか?」ということ。勘違いしがちですが、どんなに作詞家の人生経験を投影したリアリティのある歌詞であっても、歌い手にフィットしたものでなければ何の価値もないのです。これはある程度、歌詞が書けるようになってからの課題ではあるのですが、受講生の方の進歩が思ったより速いため、この点についてもセッションの中で言及している次第です。

そして、同じ課題曲に対して書いた私の作品についても簡単にプレゼンして、どこをどう工夫したのか、苦労した点などをシェア。今回は、想定した歌い手さんに合わせて表現をかなり調整したことを伝え、Aさんの参考になればと思い、あれこれと実例を挙げてみました。

そして、いつものように、次の30分間で、5曲目の課題曲をリピート試聴しつつ、歌詞の企画立案を行ってもらいました。 今回の課題曲は、少しフォルクローレの香りも漂う異国情緒も感じさせるミディアムテンポのポップナンバー。
Sさんは「大人(30歳くらい)になって初めてわかった母親の愛情に対する感謝の気持ち」を、Aさんは「少年の初恋」をテーマに設定。Sさんは、サブ的なテーマとしてヒロインの恋のエピソードも入れたいそうで、がんばりに期待したいところです。

以下、受講生の方に、課題についてのご連絡です。

●内容
本日まとめた企画と、それを元に書いた歌詞1編をセットにして提出してください。
過去の課題でリライトした作品も、受講期間中、無制限でチェックしますので、余裕があればご提出ください

●提出期限
2015年01月23日(土) 23時

最後に、アマチュアの方によく聞かれる「作詞家になるには、どうすればいいのか?」について、本日のアドバイスを。
本文でも少しふれましたが、「歌詞は歌い手のためのもの」ということを肝に銘じると、より第三者の視線で自分が歌詞を客観視できるようになります。書き上げた後にクオリティにこだわってチェックするのはもちろんのこと、「歌い手にどれくらいフィットしているのか?」という視点で校正すると、修正すべき点、課題が見えてくることがよくあるもの。ざっくり言うと、何の制約もなく自分の思いを言葉に託したいだけなら、歌い手の代弁者であるべき作詞家より詩人をめざす方が正しい選択なのかもしれません。
20160110_SJ04 こんにちは。作詞家の吉里爽(@sowyoshizato )です。

下北沢ブラウンズブックス&カフェにて、大人のための作詞教室・爽塾@sowjuku )「週末コース 第1期」の7回目のセッションを開催。久しぶりの下北沢はまだお正月気分が漂っていて、いつにも増して華やいでいました。

「年末年始の休みを利用して、過去の課題を修正して提出してください」と声がけしたので、まずはリライトしてもらった課題のチェックから。Mさんは2編出してくれましたが、1作目の歌詞はほぼ完成が見えてきた感じで山頂まであと少し!もう1編は底上げは実現しましたが、「もう一声!」というところで、さらなるリライトにトライしてもらいます。3月末のターム終了までに仕上げてくださいね。
さて、今回の課題、Mさんが「ぜひ書きたいと思っていた」という遠距離恋愛のラヴソングの講評へ。
一言で言えば、「うまくなりました!」。ただ、逆に歌詞全体がレヴェルアップした分、修正すべきポイントが「惜しい!」と声を出したくなるほど目立つもの。結果として、すばらしい表現とそうでない箇所がはっきりしていました。修正すべきところを直せば「自信作誕生!」となるはず。リライトに期待したいと思います。
上達のスピードや成長曲線は人それぞれですが、Mさんは楽器はできてもヴォーカリストではないので、歌い手のエゴのようなものが作詞をする際に邪魔にならないのが奏功しているのかも。逆に、ヴォーカリスト経験のある平日コースのお二人は「歌い手の気持ちがわかる」メリットを歌詞づくりに活かしてくださいね。

同じ課題曲に対して書いた私の作品についても簡単にプレゼンして、どこをどう工夫したのか、苦労した点などをシェア。今回は、想定した歌い手さんに合わせて表現をかなり調整したことを伝えました。

そして、いつものように次の30分間で、5曲目の課題曲をリピート試聴しつつ、歌詞の企画を立ててもらいました。今回の課題曲は、少しフォルクローレの香りも漂う異国情緒も感じさせるミディアムテンポのポップナンバー。
Mさんが立てたコンセプトは「旅の途中でもう会えない恋人を思い出しているようなシチュエーションの、別れまたは死別した相手へのラブソング」とのこと。これまた高いハードルと思いましたが、歌詞の企画力が伸びているのがよくわかります。仕上がりに期待したいと思います。

以下、受講生の方に、課題についてのご連絡です。

●内容
本日まとめた企画と、それを元に書いた歌詞1編をセットにして提出してください。
過去の課題でリライトした作品も、受講期間中、無制限でチェックしますので、余裕があればご提出ください

●提出期限
2015年01月20日(水) 23時

最後に、アマチュアの方によく聞かれる「作詞家になるには、どうすればいいのか?」について、本日のアドバイスを。
「画竜点睛を欠く」という言葉がありますが、歌詞も冒頭から最後の一文字に至るまで流れるような美しさがあってこそ輝くもの。例えば、Bメロのどこか、サビの1行だけなど一部分が輝くようにすばらしいフレーズなら、そこを基準にして、その他の部分も底上げしていきましょう。リスナーがスムーズに歌の世界に浸るには、どこかに突っ込みどころ、冴えない表現があってはならないもの。よくよく厳しい目でセルフチェックをして、歌詞を磨き上げることをおすすめします。
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20151223_SJ01 こんにちは。作詞家の吉里爽(@sowyoshizato )です。

新宿近辺のカフェにて、大人のための作詞教室・爽塾@sowjuku )「平日コース 第1期」の6回目のセッションを開催。年内最後のセッションとなる本日は祝日ということもあり、開始時間を1時間前倒ししました。

3曲目の課題曲につけた歌詞の講評は、「男子禁制(男性用の歌詞はNG。すべて女性用の歌詞を書く!)」を言い渡されたSさんの苦労話が面白く、かなり対話が白熱(?)しました(笑)。
アイドルポップスにふさわしい曲にふさわしい歌詞が書けるのか?」という命題にチャレンジしたお二人の成果をチェックしていくと、曲調に関わらず、これまでと同じ課題が浮かび上がってきます。それは「サビの精度を上げること」。歌は歌われてこそ、人の心に残り、届くのです。セルフチェックとリライトを重ねて「歌いやすい、覚えやすい、口ずさみたくなる」ようなサビを作り上げていきましょう。
同じ課題曲に対して書いた私の作品についても簡単にプレゼン。Sさん、たくさん誉めていただき、恐縮です。お手本示すつもりで書いてますので、もう褒めなくていいですよ(笑)

そして、4曲目の課題曲を聴きながら、歌詞の企画立案へ。今度の課題曲はアダルトなテイストのバラード。お二人の考えたプランは以下のとおり。
・Sさん:「かなわなかった恋を悼むラヴソング」
 ※職場恋愛とか不倫とか、そういうシチェエーションにしたいそうです。
・Aさん:「目上の男性へ向けた、片思いのラヴソング」
Sさんいわく、「このテーマを書いてみたいと爽塾に通う前から思っていた」そうなので、仕上がりが楽しみです!

以下、受講生の方に、課題についてのご連絡です。

●内容
本日まとめた企画と、それを元に書いた歌詞1編をセットにして提出してください。
過去の課題でリライトした作品も、併せて1編以上ご提出ください

●提出期限
2016年01月09日(土) 23時

最後に、アマチュアの方によく聞かれる「作詞家になるには、どうすればいいのか?」について、本日のアドバイスを。
どちらかというと、(独力で作詞作曲を手がけた)自作曲を好んで歌ってきたシンガーソングライターの方の場合、自分の歌詞に対する愛情が強いように感じます。その愛情の強さが作品を客観視する際の妨げになっては元も子もありません。歌詞は「書き上げたら終わり」ではなく、「幾度もリライトして仕上げる」もの。もちろん、リライトの数は問題ではなく、歌詞に託したいテーマがきちんと表現できているか、どうやったら精度が上がるのかを厳しい目でチェックしましょう。作品を愛するのは、手塩にかけて作品を仕上げた後でよいのです。

20161220_SJ02 こんにちは。作詞家の吉里爽(@sowyoshizato )です。

下北沢ブラウンズブックス&カフェにて、大人のための作詞教室・爽塾@sowjuku )「週末コース 第1期」の6回目のセッションを開催。年内最後のセッションとなる本日で、早いもので折り返し。

まずは、3曲目の課題曲につけた歌詞の講評から。
「売れっ子女子アイドルが歌ってすぐにでもヒットしそうな軽やかなポップチューンにふさわしい歌詞が書けるのか?」というのは、作詞を始めたばかりの方には高くて楽しいハードル。Mさんが想定した女性歌手の方がその道の代名詞的な方だったので、その方のヒット曲のあれこれも例に挙げて修正のアドバイス。
今回のポイントをひとつに絞るなら、「サビの精度を上げること」。歌は歌われてこそ、人の心に残り、ヒットにつながります。それは合唱用の楽曲であっても同じこと。リライトを重ねて「歌いやすい、覚えやすい、口ずさみたくなる」ようなサビを作り上げていきましょう。
同じ課題曲に対して書いた私の作品についても簡単にプレゼン。今回は書いているうちに、前回のセッション時に発表した内容から変更したため、その経緯も正直にお伝えしました。

そして、4曲目の課題曲をリピート試聴しつつ、歌詞の企画立案へ。今度の課題曲はがらりと趣向を変えて、アダルトなバラード。いや、ソウルバラードと言ってもいい曲。作曲家・田村信二さんの許可を得て、お預かりしている未発表曲の中では珍しい曲調でした。
これに対して、Mさんが考えたコンセプトは「遠距離恋愛のラヴストーリー」でした。美しいだけではない、切ないメロディを活かすには相応の成熟した表現が求められそうです。

以下、受講生の方に、課題についてのご連絡です。

●内容
本日まとめた企画と、それを元に書いた歌詞1編をセットにして提出してください。
過去の課題でリライトした作品も、併せて1編以上ご提出ください

●提出期限
2016年01月06日(水) 23時

最後に、アマチュアの方によく聞かれる「作詞家になるには、どうすればいいのか?」について、本日のアドバイスを。
曲先作詞のスキルを上げるには、好き嫌いなく、さまざまな曲調にトライしましょう。「得意な曲調がある」のはよいことですが、「苦手な曲調」はない方がベター。身近に適切なアドバイスをもらえる人がいなければ、ごく普通の音楽ファンにでも歌って聞かせて感想を尋ねるのもいいでしょう。「自分が書いた歌詞が歌のパーツとしてリスナーの心に届くのか?」ということを自問自答しながら、セルフチェックとリライトを地道に繰り返してください。
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こんにちは。作詞家の吉里爽(@sowyoshizato )です。

新宿近辺のカフェにて、大人のための作詞教室・爽塾@sowjuku )「平日コース 第1期」の5回目のセッションを開催。

まずは、2曲目の課題曲に書いた歌詞の講評から。
・Sさん:「(男性目線で)年下の恋人へのラヴソング」
・Aさん:「少し目上の男性へ向けたラヴソング」
というテーマを設定したお二人。前回のセッション時のブログでは、「お二人の恋愛観がそのまま歌詞にならぬよう(想定した歌い手さんにフィットするよう)、アドバイスをしました」と書きましたが、成果のほどはいかに?結論から言うと、もともとシンガーソングライターだったSさんは思いの丈をそのまま歌詞にする傾向があり、初めて作詞に取り組むAさんは教えられたことを素直に実行していて、歌詞のクオリティでは若干リードといったところ。Sさんには、「スキルアップのために、いったん男性用の歌詞を書くのはやめましょう!」とご提案。
作詞のビギナーがぶつかる共通の壁「サビの作り方」がお二人にも立ちはだかっていますが、各々の歌詞をよくよく分析すれば、それぞれのサビのフレーズに長所や短所が混在しています。それを解き明かし、ていねいに個別のアドバイスをしていきます。
同じ課題曲に対して書いた私の作品についても簡単にプレゼンして、どこをどう工夫したのか、苦労した点などをシェア。

そして、3曲目の課題曲の試聴&企画立案に進みます。弾むようなポップナンバーにすらすら企画を立てられたのはAさんで、他方、男気あふれるAさんには曲の世界観が縁遠く感じられたのか、かなり苦労されていたご様子。結果、以下のようになりました。
Sさん:「バンド少年に恋する少女のラヴストーリー」
Aさん:「魔女の宅急便のヒロインのようなピュアな少女の初恋」
「少女の恋」というところが被りましたね(笑)。
お二人ともこれまで指摘されたことはクリアして、自己ベストの更新を!

以下、課題についてのご連絡です。

20151209_SJ01●内容
本日まとめた企画と、それを元に書いた歌詞1編をセットにして提出してください。
過去の課題でリライトした作品も、受講期間中、無制限でチェックしますので、余裕があればご提出ください

●提出期限
2015年12月19日(土) 23時

最後に、アマチュアの方によく聞かれる「作詞家になるには、どうすればいいのか?」について、本日のアドバイスを。
例えば、これまで作詞作曲をしてきて自分の思いを書きつづるようなタイプの歌詞を書いてきた方は、自分とは世代も性別も違う歌い手のために歌詞を書くことがスキルアップに役立ちます。
シンガーソングライターとして活動したい(してきた)方、シンガーとして作詞のスキルを上げたい方が受講される場合も、爽塾ではまずは第三者に作品を提供する前提で指導していきます。

20151206_SJ01 こんにちは。作詞家の吉里爽(@sowyoshizato )です。

下北沢ブラウンズブックス&カフェにて、大人のための作詞教室・爽塾@sowjuku )「週末コース 第1期」の5回目のセッションを開催。

受講生のMさんが1曲目の歌詞をリライトした修正版を提出してくださったので、まずはそれについてコメント。一言で言えば、誰に見せても恥ずかしくないレベルで、ほぼほぼ仕上がりました!やったね!おめでとう!とは言っても、このタイプの曲に書いた、この作品が仕上がったに過ぎません。これを励みに、最後までがんばってくださいね。爽塾では、受講期間中は何度でも、リライトした作品のチェックをしますので、ぜひ1編でも多くの作品を「自信作」のレベルになるまで仕上げてください。

さて、今回のメインテーマである2曲目の課題曲に書いた歌詞の講評へ。
すばらしかったのは、企画を立てた時点でプランしたストーリーがきちんと盛り込めたこと。「思春期の少年の初恋物語」にトライした意欲作でしたが、「ストーリーテリングスタイル」の名曲も例に挙げつつ、以下の通り、いくつかアドバイスを。
・ ラヴストーリーにリアリティを増すための工夫あれこれ
・ サビの完成度をアップするための工夫

同じ課題曲に対して書いた私の作品についても簡単にプレゼンして、どこをどう工夫したのか、苦労した点などをシェア。

そして、次の30分間で、3曲目の課題曲の試聴&企画立案。バラードが続いたこれまでとは打って変わって、アイドルが歌うのにぴったりな感じの弾むようなポップナンバー!Mさんはある著名なシンガーを想定歌手として、「結婚間近のはしゃいだ気持ちのカップルの様子を女性視点で描きたい」とのこと。3度目のトライにして、時間内にきちんと企画が立てられるようになったことは、大きな進歩。それまでMさんが歌詞を書いたことがなかったことを思えば感慨深いですね。課題を受け取るのが楽しみです!

以下、受講生の方に、課題についてのご連絡です。

●内容
本日まとめた企画と、それを元に書いた歌詞1編をセットにして提出してください。
過去の課題でリライトした作品も、受講期間中、無制限でチェックしますので、余裕があればご提出ください

●提出期限
2015年12月16日(水) 23時

最後に、アマチュアの方によく聞かれる「作詞家になるには、どうすればいいのか?」について、本日のアドバイスを。
ストーリーを描いた歌詞の場合、その歌詞にリアリティがあるのか、どこかに突っ込みどころはないのか、共感できるサビなのかをよくよく(第三者の目で)チェックしたほうがよいですね。ありがちなのは、頭に描いたストーリーをなんとかメロディに乗せようと四苦八苦するうち、作品を客観視する冷静な視点を失ってしまうこと。もちろん、歌詞に限らず、映画も小説もテレビドラマなどあらゆるジャンルの作品を味わって(自分なりに)そのよさを咀嚼することで審美眼を養っておくことも大切です。
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こんにちは。作詞家の吉里爽(@sowyoshizato )です。

新宿近辺のカフェにて、大人のための作詞教室・爽塾@sowjuku )「平日コース 第1期」の4回目のセッションを開催。

今回からいよいよ、こちらのコースでも課題曲に対して書いた歌詞の講評がスタート。
セッションの前半は企画を参照しながら、受講生お二人の歌詞の講評。
・Sさん:「来年高校受験を迎える息子さんにエールを贈るようなメッセージンソグ」
・Aさん:「来春の卒業と共にお別れする友人たちに贈るメッセージソング」
という、なかなか意欲的なテーマ設定をされたお二人の成果を楽しみにチェックしましたが、お二人ともメロディのシンプルさ(曲の短さ)に苦労されたご様子。「構想だけは立派だったんですが、書きたいことの半分くらいしか盛り込めませんでした(Sさん)」「親しい友人数人を登場させたかったけれど、ひとりの友人のことさえ、うまく書けた自信が持てません(Aさん)」というのが、お二人の率直な感想。
そこで、少ない文字数でも歌詞にリアリティを加えるテクニックを伝授。これは、曲の長さに関わらず使えるものなので、重宝(?)してくださいね。
私自身も同じメロディに対して書いた歌詞を発表して、立てた企画から歌詞に落とし込む際の工夫や苦労話などをシェア。
シンプルで短く、美しいメロディに乗せて構想のあれこれをすべて表現しきることは難しい。ならば、どうするか?当然、コンセプトに従って、語彙を、表現を研ぎ澄ますせてメロディにフィットさせていくことになります。そうした部分のスキルは回数をこなすうちに上がってくるものなので、「作詞を始めた今の段階では曲のタイプに関わらず、構想を練る段階では思い切りイマジネーションをふくらませることが大切!」と力説しました。

セッション後半は、2曲目の課題を聴いての企画立案。
美しいバラードという共通点はありながら前回と違うのは、曲が長い(5分程度)ということ。
30分ほど曲をリピートして聴いたのち、構想を発表していただきました。
・Sさん:「(男性目線で)年下の恋人へのラヴソング」
・Aさん:「少し目上の男性へ向けたラヴソング」
なんと、図らずも、「年の差恋愛」がテーマに!お二人の恋愛観がそのまま歌詞にならぬよう(想定した歌い手さんにフィットするよう)、アドバイスをしました。

以下、受講生の方に、課題についてのご連絡です。

●内容
本日まとめた企画と、それを元に書いた歌詞1編をセットにして提出してください。
過去の課題でリライトした作品も、受講期間中、無制限でチェックしますので、余裕があればご提出ください

●提出期限
2015年12月05日(水) 23時

最後に、アマチュアの方によく聞かれる「作詞家になるには、どうすればいいのか?」について、本日のアドバイスを。
(コンペなどの)仕事として行う実際の作詞にあたっては「◯月発売で、こういうテーマで」のように、ある程度、テーマや方向性が指定されることが多くなります。そこでオリジナリティを出すためには、「ゼロから構想を練り、テーマを設定して歌詞を書き上げること。時には同じメロディに対して複数の違うテーマで作詞をしてみること」がいいトレーニングになります。なぜなら、ゼロから企画を練る方がしんどい分、タフな企画力が養われるからです。

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こんにちは。作詞家の吉里爽(@sowyoshizato )です。

下北沢ブラウンズブックス&カフェにて、大人のための作詞教室・爽塾@sowjuku )「週末コース 第1期」の4回目のセッションを開催。

今回からいよいよ、課題曲に対して書いた歌詞の講評がスタート。
実は、当初は予定よりスローペースで進めていくことも検討したけれど、最初の課題の完成度を見て、さくさく進めていけそうな感触があり、予定変更。端的に言って、提出された最初の課題が思ったよりずっと完成度が高かったので。これはうれしかった!なぜなら、最初の3回で時間を割いて教えたこと、爽塾ならではの企画の立て方などが無駄ではなかった証だから。

ということで、セッションの前半はMさんの立てた企画を参照しながら、歌詞の講評。
主に以下のポイントを中心に、リライトの際の注意点をアドバイス。

・譜割(字余り、字足らず)の注意点
・タイトルの重要性
・メロディと歌詞のフレーズの整合性
・テーマの表現にあたっての1番の重要性

20151122_SJ04 「こういう受講生の方にめぐりあうことは滅多にないだろうな」と感じたのは、元音楽教師のMさんは課題曲のデモを聴いて譜面が起こせること!「恐れ入りました。私もそうなりたい!」というのが本音だけど、「ここの譜割はどう?」というやりとりが幾度か。絶対音感があったり、譜面が書けたり読めたりするスキルと、作詞をする、メロディに歌詞をフィットさせるスキルとはまた別のものなのだ。

私自身も同じメロディに対して書いた歌詞を発表して、立てた企画から歌詞に落とし込む際の工夫や苦労話などをシェア。
シンプルで短く、美しいメロディに乗せて構想のあれこれをすべて表現しきることは難しい。ならば、どうするか?当然、コンセプトに従って、語彙を、表現を研ぎ澄ますせてメロディにフィットさせていく。そんな難しさを感じたのは、Mさんも自分も同様でした。

セッション後半は、2曲目の課題を聴いての企画立案。
美しいバラードという共通点はありながら前回と違うのは、曲が長い(5分程度)ということ。
30分ほど曲をリピートして聴いたのち、Mさんが発表してくれた企画は、とても素敵なラヴストーリーでした。どんな歌詞になるのか、とても楽しみ!

以下、受講生の方に、課題についてのご連絡です。

●内容
本日まとめた企画と、それを元に書いた歌詞1編をセットにして提出してください。
過去の課題でリライトした作品も、受講期間中、無制限でチェックしますので、余裕があればご提出ください

●提出期限
2015年12月02日(水) 23時

最後に、アマチュアの方によく聞かれる「作詞家になるには、どうすればいいのか?」について、本日の回答を。
譜面がもらえない状態で作詞に臨むことがほとんど。それを考えると、もっともクライアント(作詞の依頼者)にとってわかりやすい譜割で作詞することがベスト。それを念頭に置いて、作品を書き続けていくことがプロへの1歩となります。

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