爽塾ブログ
大人のための作詞教室・爽塾「平日コース第1期 #02」
2015.10.28

20151028_SJ

こんにちは。作詞家の吉里爽(@sowyoshizato )です。

新宿近辺のカフェにて、大人のための作詞教室・爽塾@sowjuku )「平日コース 第1期」の2回目のセッションを開催。

週末コースとの違いを一言で言うなら、受講生の方の志向の違い。週末コースの受講生のMさんは、キーボードが弾ける上に音楽教師のご経験もある方。プロ志向ではなく、より深く音楽を楽しみたいというところだろうか。一方、平日コースのSさんは「作曲が趣味の息子さんとコラボしたい」という明確な目標がある。そして、Aさんのヴィジョンは「作詞のできるヴォーカリストになりたい」ということ。当たり前のことだが、それぞれに個性が違うので、同じことを伝えても生徒さんごとにリアクションも異なる。せっかくの少人数制。その利点を活かして、それぞれの方が腑に落ちるように努めていこう。

さて、前回の課題、「弊社レーベル Songs On the Web のアルバム『虹』の収録曲それぞれのテーマを、レコード会社の宣伝担当の目線でまとめる」のチェックは、なかなか興味深い結果に。女心の機微を歌った楽曲については、男性のSさんがなぜか優勢。それ以外の楽曲のコメントを上手にまとめてくれたのは女性のAさんだった。
年齢も性別も異なるおふたりが、この先、どんな歌詞を書いてくれるのか楽しみ!

その後、以下のとおり、本日のセッションのテーマ、「作詞の実際」へ。

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1)サビの作り方
2)Aメロの作り方
3)Bメロの作り方
4)その他のパートについて
5)2番以降への展開について
6)タイトルの重要性
7)グレードアップのための工夫あれこれ
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次回はいよいよ、田村信二さんの未発表曲を聴いて、その場で歌詞のテーマを設定していくという爽塾ならではのプロセスへと進みます。

以下、受講生の方に、課題についてのご連絡です。

●内容
教材のCD「442 / The Best of Songs On the Web vol.2」の収録曲「 Chain 」について、歌詞の中で rhyme が使われている箇所を指摘してください。

●提出期限
2015年11月07日(土) 23時

最後に、アマチュアの方によく聞かれる「作詞家になるには、どうすればいいのか?」について、本日のワンポイントアドバイスを。
これから作詞を始めるという段階の方で、自分なりに音楽活動をしたことがある方なら、過去の活動を礎に最初の1歩を踏み出してみてはいかがでしょうか?ヴォーカリストなら、過去にカヴァーした作品に別の歌詞をつけてみる。シンガーソングライターのキャリアがあるなら、過去の作品の歌詞を見直してみる。大切なことは、自分の中に、歌を、メロディを、歌詞を客観視する「視点」を持つことです。


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