爽塾ブログ
「大人のための作詞教室・爽塾」_2018年前期_#03#04 〜作詞の実際〜
2018.05.25

こんにちは! 作詞家の吉里爽@sowyoshizato )です。

下北沢にて、大人のための作詞教室・爽塾@sowjuku )のセッションでした。諸般の事情により、3度目と4度目のセッションを1度で行うというハードスケジュール。いつもより、少し早口になっていたかもしれません。

まず、訳あって厚くはないテキストの最後の部分、「作詞の実際」についてのお話。
以下のような内容(一部抜粋)をお伝えしました。

◆サビの作り方
◆Aメロの歌詞
◆Bメロの歌詞
◆2番以降の展開
◆タイトルについて
◆グレードアップのための工夫あれこれ
◆チェックとリライト
◆表記上のルール

その後、今回の課題となる「替え歌作り」について、これを行うメリットや企画の立て方のヒントなどをざっとプレゼンして、企画立案を30分の制限時間の中でトライしてもらいました。「あらかじめ、選んでおいて」と伝えておいたのですが、教材のCD「442」からホリタさんが選んだ曲は、ミディアムテンポの「Lupinus」でした。
ジャスト30分の沈思黙考のすえ、彼が発表してくれた歌詞のコンセプトは、「友達づきあいしている男性に対して高まっていく恋心に悩む女性の心情」というもの。原曲の「かつての恋人に再会して、忘れていた気持ちが再燃して・・・」という歌詞と 比べると、同じ女性の恋心でもステージが違う感じ。「Lupinus」のヒロインが復活愛を信じてポジティブな気持ちでいるのとは違って、かなり悩ましい感じです。とはいえ、こちらが期待していたとおりの情報量で企画を立ててくれたのはさすが。
次回のセッションでは、彼の第1作を添削することになります。楽しみです!

■課題について
1)内容:発表した企画に沿って、「Lupinus」の替え歌の歌詞を書き、メールにて提出のこと。
2)〆切:2018年06月06日23時

ということで、頭を悩ませつつ、次回以降にトライしてもらう課題曲の最終選考に決着をつけなければなりません。「中島みゆきさんのファン」という生徒さんの好みも考慮して選ぼう」と試みて逡巡の無限ループに陥っていたのですが、彼が替え歌作りに選んだ曲が「Lupinus」だったことから、悩んでいたシークエンス(曲順)にも決着がつきそう。
ちなみに、爽塾で使う課題曲はいずれも田村信二さん作曲で、いつヒットしてもおかしくないクオリティです。



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