爽塾ブログ

 20151025_SJ02_01

こんにちは。作詞家の吉里爽(@sowyoshizato )です。

下北沢ブラウンズブックス&カフェにて、大人のための作詞教室・爽塾@sowjuku )「週末コース 第1期」の2回目のセッションを開催。

熟慮の末、作詞のプロセスやハウトゥーなど、課題に取り組む前の座学の部分をより充実させるため、当初予定していたプログラムよりゆったりめに進行していくことに。課題の消化についても、「量より質」で進めていきます。

まずは、前回の課題、「弊社レーベル Songs On the Web のアルバム『虹』の収録曲それぞれのテーマを、レコード会社の宣伝担当の目線でまとめる」のチェックから。「楽曲を俯瞰して眺めることを行うことが自作の歌詞のテーマの設定や歌詞のチェックなどに活かせるから」ということが、課題を出した理由でした。

その後、以下が本日のセッションのテーマ、「作詞の実際」へ。以下、本日お話ししたセッションの項目です。

——————
1)サビの作り方
2)Aメロの作り方
3)Bメロの作り方
4)その他のパートについて
5)2番以降への展開について
6)タイトルの重要性
7)グレードアップのための工夫あれこれ
——————

「4))その他のパートについて」の項では、ストーリーテリング的なソングライティングの名手として、Bruce Springsteen や小山卓治さんの名作にもふれました。
次回はいよいよ、田村信二さんの未発表曲を聴いて、その場で歌詞のテーマを設定していくという爽塾ならではのプロセスへと進みます。

以下、受講生の方に、課題についてのご連絡です。

●内容
教材のCD「442 / The Best of Songs On the Web vol.2」の収録曲「 Chain 」について、歌詞の中で rhyme が使われている箇所を指摘してください。

●提出期限
2015年11月04日(水) 23時

最後に、アマチュアの方によく聞かれる「作詞家になるには、どうすればいいのか?」について、本日の回答を。
歌詞にはさまざまな形式、タイプのものがあります。単に「書きたいものを書きたいように書く」だけではなく、スタンダードナンバーとして歌い継がれる名作の歌詞を分析し、それにならって創作をしていくことはスキルアップの一助となります。

※写真下:店頭で見つけた素敵なフリーペーパー。紙媒体の魅力を再認識する場所です。

 

 

20151025_SJ02_02

こんにちは。作詞家の吉里爽(@sowyoshizato )です。

新宿近辺のカフェにて、大人のための作詞教室・爽塾@sowjuku )「平日コース 第1期」の1回目のセッションを開催。

今期の受講生は、「DTMが趣味の息子さんとコラボしたい」という50代の男性・Sさんと「これまではカヴァー中心に歌ってきたけれど、先々は自分で作詞したオリジナル曲も創ってみたい」という20代の女性・Aさんの計2名。
Sさんは、来春からお仕事の都合で海外へ転勤、Aさんは来春の大学卒業と同時に九州の地元で Uターン就職されるそうで、お二人にお目にかかれるのもこの半年限り。そう思えば、このご縁を大切にしたいと心から思う。

学生時代はフォーク系のシンガーソングライターだったというSさんと、主にジャズ系のカヴァーを歌ってきたというAさん。「作詞」ということだけ言えば、ブ ランクはあれど、Sさんの方が慣れているのかも。とは言え、世代も性別も音楽的嗜好(志向)も違う方が同じ場所で学ぶというのが、こうした講座のよいとこ ろ。使う教材や課題曲は同一でも、少しでもそれぞれの方に適切なアドバイスをしていきたいと思う。

以下、本日のセッションの概要。

------------------

■歌づくりのその前に ~作詞概論~ 
1)名曲の条件
2)ポエムと歌詞の違い
3)詞先と曲先 
4)作詞のプロセス

■企画・着想

------------------

「その曲に対して、どんなテーマの、どんな内容の歌詞を書くのか?」という企画(着想)の部分こそ難易度が高く、かつ大切な部分なので、爽塾では企独自のメソッドを使って企画力を伸ばしすことに力を入れています。
具体的には、課題曲を初めて聴いたその場で、歌詞のテーマを決めることを毎回やっていきます。そうすることで、スムーズに作詞に取り掛かることが可能になります。この部分は大切なので、時間を割いてじっくりお伝えしたつもり。

以下、受講生の方に、課題についてのご連絡です。

●内容
教材のCD「虹 / The Best of Songs On the Web vol.3」の収録曲について、全曲のテーマをワードファイル1枚分にまとめてください。その際、お伝えした、◯◯担当の目線でコメントを考えてみると、曲を俯瞰してみる練習になります。

●提出期限
2015年10月24日(土) 23時

最後に、アマチュアの方によく聞かれる「作詞家になるには、どうすればいいのか?」について、本日の回答を。
今日のセッションを踏まえて回答すると、過去に音楽のキャリア がある方は、それをベースにするのもいい練習になるということ。例えば、過去にオリジナル曲を作ったことがあるなら、スキルを学びつつ、過去の作品をリラ イトしてみる。ヴォーカリストとしてカヴァー曲を歌ってきたのなら、歌ってきたカヴァー曲に別の歌詞をつけてみる。そんなこともスキルアップのために有効です。

20151014_SJ01

こんにちは。作詞家の吉里爽(@sowyoshizato )です。

13時から、Barfout! 編集部に併設の素敵なブックカフェ・下北沢ブラウンズブックス&カフェにて、大人のための作詞教室・爽塾@sowjuku )「週末コース 第1期」の1回目のセッションを開催。

今期の受講生は、音楽教師のキャリアもあるマルチーミュージシャンのMさん。クラシック音楽に造詣が深く、奇しくも私と同じく、大友良英さんのファンとのこと。

初めに、半年間のスケジュールをざっとご案内。予定通りなら、半年間の受講期間に5曲の課題曲に作詞するスケジュールだが、Mさんはプロ志向というより、音楽の楽しみ方の間口をちょっぴり広げたいという方なので、仕上げる作品の数より質にこだわっていくつもり。

以下、本日のセッションの概要。

------------------

■歌づくりのその前に ~作詞概論~ 
1)名曲の条件
2)ポエムと歌詞の違い
3)詞先と曲先 
4)作詞のプロセス

■企画・着想

------------------

「その曲に対して、どんなテーマの、どんな内容の歌詞を書くのか?」という企画(着想)の部分こそ難易度が高く、かつ大切な部分なので、爽塾では企独自のメソッドを使って企画力を伸ばしすことに力を入れています。
具体的には、課題曲を初めて聴いたその場で、歌詞のテーマを決めることを毎回やっていきます。そうすることで、スムーズに作詞に取り掛かることが可能になります。この部分は大切なので、時間を割いてじっくりお伝えしたつもり。

以下、受講生の方に、課題についてのご連絡です。

●内容
教材のCD「虹 / The Best of Songs On the Web vol.3」の収録曲について、全曲のテーマをワードファイル1枚分にまとめてください。その際、お伝えした、◯◯担当の目線でコメントを考えてみると、曲を俯瞰してみる練習になります。

●提出期限
2015年10月21日(水) 23時

最後に、アマチュアの方によく聞かれる「作詞家になるには、どうすればいいのか?」について、本日の回答を。
「なるべく無駄のないメソッドを学びながら、地道に作品のクオリティを上げていくことをおすすめします。まずは、小さなライヴであれ、オーディエンスの拍手をいただけるような作品をめざしましょう。歌詞は歌の一部。聴いてくださる方の心に届いてこそ、価値が生まれるのです」

※写真下
私の作詞家デビュー曲のタイトルを表紙に刻んでくださった、2004年9月の「Baruout!」。 忘れじの1冊です。


20151011_SJ03

このページのトップへ